足裏のケア

日々施術を行っていると、様々状態をみることになりますが、その不調の原因はそこではなく、もっと他に見つけることがあることも良くあります。

今回はその不調の原因の1つ足、足裏について書いてみようと思います。

足の裏が痛いのは…

リフレクソロジーのように、内臓の不調が特定の部分に影響をあたえ、刺激が入ることで痛みが出るという事があります。

足の裏を刺激して痛みが出る理由の1つがこの内臓の不調からくるというものがあります。しかし、足裏というものはそもそも、二足歩行をする上で、体重を常に支えています。実際に支えているのは、足を形成している縦と横のアーチですが、その部分に過度の負荷がかかれば足裏の筋肉は緊張し、刺激を入れた際の痛みとなります。

その他にも、体重を支えている多くの足の筋肉が緊張し、凝ることによって血流がわるくなり、老廃物が溜まりやすい、もしくは、障害という事もあります。

足裏のトラブル

朝起きて一歩目に足裏が痛いというケースでは「足底腱膜炎」が多いようです。

「偏平足」という足の土踏まずが少ないケースもあります。子供の場合は痛みが伴わなければ病的なことではないでしょうし、日々の生活で改善することがあるともいます(現在のコロナ禍では外で遊ぶなどができないので運動不足は心配ですが)。偏平足でも踵の骨が内側に傾き起きる「外反偏平足」はできるだけ早く治療をされることをお勧めします。

足の親指が変形して痛みや腫れをだす「外反母趾」も代表的な足裏のトラブルです。

この他にも先ほど書いたように内臓の不調や緊張からくるコリ、疲れもあります。足裏のトラブルはそこだけにとどまらず、体の姿勢の崩れも起こし、全身の健康状態へ影響を及ぼします。痛みや違和感があれば早めに整形外科などに相談することが大事です。

専門医に行くことと同様、日々のセルフケアも大事です。

セルフケア

足裏のマッサージ

足裏は自覚しづらいですが、コリやすい場所です。ご自身でマッサージするのも良い方法です。

強さは、「痛いから効いている」という事であれば強い刺激を与えることで体の不調を整えることにつながりますが、「痛すぎる」刺激は体に余計な負担をかけることとなります。「痛いけど心地よさもある」そのくらいの刺激で十分です。

ストレッチ

足裏自体を伸ばすストレッチはもちろん、足裏だけでなく「ふくらはぎ」や「すね」できれば「内もも」など脚全体のストレッチも取り組んでください。次回書きますが、足裏のトラブルは足裏だけの問題ではないことが多いです。関係している筋肉を良く伸ばしていくことが大事です。

足浴

足を温めることで、血流を改善して、筋肉のコリ、疲労物質の除去につながります。足が冷えやすいという方は、せんねん灸などを踵の真ん中に使用してみることもいいでしょう。



まずは、痛みや疲れが軽度なうちに適切なケアをして体の不調をコントロールしてみてください。