足の裏が痛い≠青竹・マッサージ

今回は足の裏の痛みでも「足底腱膜炎」という状態についてのセルフケアです。

足底腱膜炎

足底腱膜というものは足裏の踵の骨から足の指にかけてつながれている組織です。これは荷重がかかった際に足のアーチ構造とともに働き、足での体重分散、クッションそして、つま先で蹴りだす力に変えているものです。

足底腱膜炎という状態は、この足底腱膜が炎症を起こし、多くの場合は、踵付近や土踏まずに痛みが生じます。「朝起きて最初の一歩が痛い」「急に動き出そうとすると痛みが強くなる」という特徴があります。

多くはランナーなど過度に負担をかける方に出ますが、そうでなくても硬い床での作業が多い、ソールが硬い靴を履いて長い時間歩くなども要因になります。

セルフケア

足裏が硬くなっているのでマッサージとなりそうですが、マッサージで痛みが軽減してもすぐに痛みがでてきてしまったり、かえってマッサージの刺激により痛みが増すこともあります。青竹なども、予防や再発防止にはいいのですが、痛みがあるときには控えていただく方がいいと思います。

それよりもふくらはぎのストレッチをあるポイントを意識して行ってください。

いわゆるアキレス腱を伸ばすストレッチです。このほかに図のように膝を伸ばす方法ではなく、膝を図の状態から曲げていく方法、両方行ってください。

この時に、注意するポイントは膝の向きとつま先の向きをまっすぐにすることです。以外につま先が外を向いてしまっている事が多いものです。

足底腱膜炎になる原因の1つが上の図のような踵の骨のポジションです。足底腱膜は踵の骨にくっついているので、この踵の骨が傾いている状態を修正していかなくてはなりません。そこで、先ほどのストレッチでも膝の向き、つま先の向きに意識して行うようにすることが大切となります。

全体のバランス、細かい足の骨のバランスはプロに任せる方がいいと思いますが、まずは安定した足にするためにセルフではストレッチ、そして、痛みが軽減し始めてから足裏マッサージや青竹をやってみてください。