むくみ対策

むくみの原因

疲労や運動不足、栄養の偏り、腎臓や心臓、肝臓などの内臓の障害、ホルモン代謝、生理・妊娠、薬の影響などむくみの原因は様々ですが、体の細胞と細胞の間にある液体(間質液などとも呼ばれます)がうまくリンパ管や静脈に吸収されない状態です。

部位別むくみのセルフケア

むくみはその出方からケアを考えていくことが必要です。部位別のむくみの東洋医学的な考えは次回書いてみます。今回はとりあえず自分でできるケアを中心に書いてみます。

ホットタオルの利用:電子レンジなどでホットタオルをつくり、顔を覆い血行改善を図ります。ホットタオルを取り出すときにやけどしないように気を付けてください。

マッサージ:肌に刺激にならない潤滑剤を使い「顔の中心から外側へ、そして首から鎖骨に向けて、最後に鎖骨のくぼみ(静脈角)」に向かって心地よい程度の圧でマッサージ。この鎖骨のくぼみ(静脈角)に向かって行う事がポイントです。体のリンパ液はリンパ管を通って最終的に静脈角から血流にもどります。このゴールとなる静脈角周辺の流れが悪ければ全身のリンパの流れも滞ります。

運動:適度な有酸素運動やストレッチ、筋トレは体の血液循環改善に役に立ちます。時間がない場合はラジオ体操でもいいので、継続できる方法を取り組んでみてください。

マッサージ:基本的に体の中心に向けて末端からマッサージしてみてください。

入浴:入浴による血流改善や適度に水圧がかかることでリンパ液の循環を助けることができるかもしれません。また、疲労回復にも役立ちます。



 

セルフケアに加えて、塩分を摂りすぎない、塩分を排泄しやすい食べ物を食べる(カリウムを多く含むすいかやきゅうり、冬瓜などのウリ科の野菜、小豆、バナナなどの果物)、また過度に体を締め付けるような衣服、下着は避けましょう(局所的に圧迫し、血流を阻害することにもつながります)