ツボ押しで自律神経調整

自律神経の調整に関して最後になります。前回は自律神経の調整を緊張と緩和や運動などの点で書きましたが、今回はツボを押す方法です。

自律神経のバランスが崩れた際に使うツボ

 

自律神経の調整に使うツボはいろいろあり、上に示した場所以外でもたくさんあります。今回は一番手軽にできそうな手にあるツボを書いていきます。

中衝(ちゅうしょう):手の心包経という経脈にあるツボです。中指の爪の人差し指側の脇にあります。

このツボは、眠気を感じているときに押せば眠気を取り、寝入りばなに押してあげると眠気を誘発する効果があるとされています。中指の付け根、手のひらとの交差点にあるのが次のツボです。

心包区(しんぽうく)は手の反射点(ハンドリフレクソロジー)で出やすいポイントですので経穴、ツボという事ではないのですが、ストレスに対して緩和する作用が見込めます。

このを中心に、手の平の真ん中から中指にかけてをマッサージすることも自律神経の調整には役立ちます。

少衝(しょうしょう):手の心経にあるツボです。小指の爪の薬指側の脇にあります。

ストレスに対しての緩和が期待でき自律神経の調整にも役立ちます。

合谷(ごうこく):手の大腸経にあります。親指と人差し指の付け根の部分にあります。

合谷は「面目は合谷に求む」という言葉があるくらい顔や目の状態にもよく使われその効果は多岐にわたります。自律神経の調整にも有効なツボです。しかし、注意が必要なのが妊婦の方です。ここは時に堕胎のツボとしても働きます。妊娠中の方は安易に刺激を与えないように気を付けてください。

どのツボもそうですが、適度な刺激を心がけてください。痛気持ちいいといいう程度を目安に10秒ほど刺激したら、休んでそれを5回から10回ほど繰り返してみてください。

自律神経の調整について何回か書いてきました。特にストレスという点から考えてきましたが、また機会があれば別の角度からも自律神経を考えてみたいと思います。