O脚の考え方

 О脚を気にしている方は結構いらっしゃいますし、それを気付かず足のだるさを訴えてくる方もいらっしゃいます。
 まず、かかとをそろえてまっすぐ立ってみた際に、膝に指が2本(軽度)もしくはそれ以上入る場合はО脚とします。О脚は適切にケアしていかないと、足の疲れやむくみをもたらしますし、それを放置していくと骨盤への影響(または骨盤からの影響もありますが)を介して背骨の流れ、そして、首や頭の位置の異常を出し、肩こりや腰痛、頭痛などを引き起こします。また首とアゴの関係からアゴの動きが悪くなる事もあります。

O脚改善セルフケア

O脚の原因も種類も様々ですが、以下に注目してみると良いと思います。

①足のアーチの機能改善のための正しい歩行

②骨盤の前傾によってもたらされる緊張した殿部の筋肉のストレッチ

③弱くなった股関節前と内ももの筋肉のトレーニング

O脚と足、骨盤の関係

 
 

 О脚はどうして起こるのか、様々な要因が考えられますが、多くの場合に共通していることは「骨盤が前に傾いている」「膝が過度に伸びやすくなっている」「足の内側のアーチが立った際につぶれている」ということがあります。骨盤が前に傾くと内臓の下垂を助長していきます。骨盤の傾きと膝の負担の関係から膝の負担軽減には骨盤のポジションの補正、それによってもたらされるであろう内臓の不調の軽減も関係があると思います。

 上のイラストでは足の土踏まずが潰れるように矢印が示してあります。これは立った際の動きなので、実際足が地面に着いていない状態を考えると内反という状態です。これが地面に着くと内側アーチが潰れる形になります。

この状況はすねの外側にも負担をかける結果となり膝のねじれなどを引き起こすことが考えられます。

まずは上に書いたようなセルフケアを実施してみてください。